名門ゼネコンの転落 - 40年の真実

2004年、建設業界に衝撃が走った。中堅ゼネコンの東海興業が前代未聞の「会社更生法違反事件」で倒産したのだ。40年以上にわたり同社の内部を知る著者が、その舞台裏を赤裸々に描き出す。

栄光から転落への軌跡

東大卒の経営者を擁し、優良企業として知られた東海興業。しかし、その実態は想像を絶するものだった。企業の私物化、暴力団との癒着、そして会社更生法違反—。本書は、建設業界の闇を詳細に記録した貴重な証言となっている。

明かされる3つの衝撃事実

1. 経営陣による巧妙な資金操作の手口
2. 建設業界と反社会的勢力との根深い関係
3. 名門企業が転落していく過程での人間の欲望

警鐘を鳴らす意義

本書が描く事例は、単なる一企業の失態ではない。日本の建設業界全体が抱える構造的な問題を浮き彫りにしている。著者は40年の経験を基に、業界の健全化への提言も行っている。

おわりに

学歴や社会的地位さえあれば、モラルは二の次になってしまうのか。本書は、企業倫理と人間の本質について、読者に深い洞察を迫る問題作となっている。

建設会社・東海興業　，可以すぎる‌اش主がむいた者

本の情報

ISBN:9784921165208 著者:伊東正人 出版社:ジーオー企画 出版年月:2004年05月 サイズ:174P19cm カテゴリ:ビジネス > ビジネス教養 > ビジネス教養一般 タイトル:ゼネコンアクノコウズチユウケンゼネコントウカイコウギヨウオクイモノニシタスゴイヤツラ 登録日:2013/04/22